雷霆万鈞
読み方:らいてい ばんきん
意味
雷鳴がとどろくような激しさと、万鈞もの重さのような圧倒的な力をいう。勢い・威力・気迫などがきわめて強く、相手を圧倒するさまを表す。多く「雷霆万鈞の勢い」「雷霆万鈞の力」のように用いる。
由来
前漢の賈山(かざん)が文帝に献じた上書に由来する。後漢の班固が1世紀ごろに編纂した『漢書』賈山伝には、「雷霆の撃つ所、摧折せざる者なく、万鈞の圧する所、糜滅せざる者なし」という趣旨の句がある。雷鳴・雷電の威力と、万鈞(非常に重い重さ)の圧力を合わせ、圧倒的な威力を表す四字熟語となった。
備考
文章語・雅語的な表現で、日常会話ではあまり用いない。「雷霆万鈞の勢い」「雷霆万鈞の力」のように、強大な威力や猛烈な勢いを修飾して使う。
別表記
- 雷霆萬鈞
誤用・混同注意
- 「雷霆万均」は誤り。「鈞」は重さの単位を表す字であり、「均」ではない。
- 「万鈞」を単に数量が多いことと解するのは不正確で、非常に重いこと、ひいては圧倒的な威力を表す。
例文
- 新製品を携えた同社は、雷霆万鈞の勢いで海外市場へ進出した。
- 彼の雷霆万鈞たる演説は、会場にいた聴衆を圧倒した。
- 守備陣は相手チームの雷霆万鈞の攻撃を受け、次々に失点した。