雲屯霧集
読み方:うんとん むしゅう
意味
雲が幾重にもたなびき、霧が立ちこめるように、多数の人や物が一か所に集まること。特に、多くの人員・軍勢・有力者などが集中して集結するさまをいう。
由来
中国の古典的な比喩表現に由来する。「屯」は集まってたむろすること、「集」は寄り集まることを表し、「雲屯」と「霧集」を重ねて、雲や霧が密集する景色になぞらえた語である。明代(14~16世紀ごろに成立)の中国小説『水滸伝』第六十六回に用例が見られる。
備考
文語的で硬い表現であり、日常会話ではあまり用いない。現代では主に人・軍勢・関係者などが多数集まる場面に使う。「雲集霧散」は、集まったものが散る意を含む別の語である。
補足
- 「雲集霧散」と混同しない。「雲集霧散」は集まったものが散ることも表す別の四字熟語である。
- 「屯」を「頓」と書くのは誤り。正しくは「雲屯霧集」。
例文
- 新製品の発表会には、国内外の報道陣と業界関係者が雲屯霧集した。
- 反乱の知らせを受け、各地の武将と兵士が城下に雲屯霧集した。
- 祭りの当日は駅前に見物客が雲屯霧集し、身動きが取れないほどのにぎわいになった。
分類
類義語
- 雲集景従
- 冠蓋雲集
- 群賢畢至
対義語
- 雲散霧消
- 四散五裂