雲集景従
読み方:うんしゅう けいじゅう
意味
雲が空に集まるように多くの人が集まり、影が物体に付き従うように、ある有力者・主張・勢力に人々が従うこと。多くの人が一つの旗印のもとに集結し、支持・追随するさまをいう。
由来
前漢の賈誼(かぎ、紀元前2世紀)の政治論「過秦論」にある「天下雲集響応、贏糧而景従(天下は雲のように集まり響き応じ、食糧を携えて影のように従った)」に基づく。秦末、陳勝らの反乱に各地の人々が呼応した状況を述べた表現で、「景」は「影」と同じく、影のように付き従う意である。成立年は明確でない。
備考
「景」は景色の意味ではなく、「影」と同じく影を表す漢文由来の字。多くの人が有力者や主義に従う場面で用いる、やや硬く漢文調の表現である。
別表記
- 雲集景從
誤用・混同注意
- 「景」を「影」と書くことがあるが、四字熟語としては「雲集景従」が一般的な表記である。
- 「景」を『けいしょく』などと読まない。読みは「うんしゅうけいじゅう」。
例文
- 新たな指導者の掲げた理念のもとに、各地の支持者が雲集景従した。
- その革命の旗印に民衆が雲集景従し、旧体制への反対運動が急速に広がった。
- 一時の人気だけで人々が雲集景従する組織は、理念を失えば容易にまとまりを欠く。
分類
類義語
- 雲集響応
- 響応景従
- 靡然従風