難行苦行
読み方:なんぎょう くぎょう
意味
非常に困難で、肉体的・精神的な苦しみを伴う修行のこと。もとは仏教における厳しい修行を指し、現在では、目的を達成するために人が長く苦しい努力を重ねることにもいう。
由来
「難行」は、容易には成し遂げられない仏教の修行を表す語で、龍樹(2~3世紀頃)に関わる『十住毘婆沙論』の「難行道」という考え方とも関連する。「苦行」は古代インド以来の、苦痛や禁欲を伴う厳しい修行を指す。二語を重ねた「難行苦行」そのものの成立時期・特定の初出文献は明確ではないが、中国訳仏典を通じて日本に伝わり定着した仏教語である。
備考
本来は仏教の厳しい修行をいう語。現代では比喩的に、目標のために耐え忍ぶ非常な苦労にも用いる。ただし、単に忙しいことや一時的な苦労にはやや大げさに響く場合がある。
補足
- 「なんこうくぎょう」とは読まない。標準的な読みは「なんぎょうくぎょう」。
- 単なる苦労一般ではなく、本来は宗教的な修行・禁欲を背景にもつ語である。
例文
- 僧は長年の難行苦行を重ね、ついに悟りの境地を求めた。
- 新薬の開発は、研究者たちの難行苦行ともいえる地道な実験の積み重ねで実現した。
- 彼は難行苦行の末に資格を取得したが、その経験が大きな自信になった。
分類
類義語
対義語
- 安楽易行
- 易行道
この四字熟語に使われている漢字
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