陶然自得
読み方
とうぜん じとく意味
心がゆったりと満ち足り、自分の置かれた状況や楽しみに深く満足しているさま。外からの評価や利害にとらわれず、心から喜びを味わい、のびのびとくつろぐ状態をいう。由来
中国の古典語に由来する四字熟語とされる。「陶然」は心が和らいで喜びに浸るさま、「自得」は自ら会得して心から満足することを表す。特定の一書に限った初出や正確な成立年代は明確でないが、中国の文語表現として用いられ、日本語にも漢語として定着した。備考
日常会話ではやや硬く、文章語・雅語的な表現である。「自己満足」のような否定的な意味ではなく、心から穏やかに満足している肯定的な状態を表す。例文
- 静かな庭園で紅葉を眺め、祖父は陶然自得の表情を浮かべていた。
- 引退後は好きな陶芸に打ち込み、彼女は陶然自得の日々を送っている。
- 茶の香りと客人との会話を楽しみ、亭主は陶然自得として時間を過ごした。
類義語
対義語
- 不平不満
- 焦燥不安