門可羅雀
読み方
もん から じゃく
意味
訪れる人がほとんどおらず、非常に閑散としていること。門の前で雀を網にかけられるほど人の出入りがない、というたとえである。店・施設・家などに客や訪問者が少ない状況を表す。
由来
中国の歴史書『史記』の「汲鄭列伝」にある故事に基づく。前漢の廷尉だった翟公は、地位を失うと訪問客が途絶え、「門外可設雀羅(門の外に雀を捕る網を設けられる)」ほどになったと記される。『史記』は司馬遷が紀元前1世紀ごろ(およそ紀元前91年ごろ)に完成させたとされ、「門可羅雀」はこの句を縮めた表現である。
備考
「羅」は鳥を捕らえる網のこと。「門前雀羅」ともいう。実際に雀を捕る意味ではなく、客や訪問者が少なく閑散としている様子をやや硬い表現でいう。
例文
- 客足が途絶えた商店街では、いくつもの店が門可羅雀の状態になっている。
- 平日の午後の美術館は門可羅雀で、展示をゆっくり鑑賞できた。
- 新商品の評判が悪く、発表会の会場は予想に反して門可羅雀だった。
類義語
- 門前雀羅
- 門前冷落
- 閑古鳥が鳴く
- 人影まばら