門前雀羅
読み方:もんぜん じゃくら
意味
家や店の門前が閑散としていて、訪ねて来る人がほとんどいないこと。門の前に雀を捕るための網を張れるほど人通りや来客がない、というたとえ。かつて繁盛していた場所や、権勢を失って訪問者が途絶えた人物についてもいう。
由来
中国前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに著した「史記」汲鄭列伝に由来する。廷尉だった翟公は在職中、多くの客が門に集まったが、失職すると「門外に雀羅を設けることができる」ほど訪問者がなくなったという故事から、「門前雀羅」といわれるようになった。
備考
人や客が来ない「閑散」を表すやや硬い表現。単に静かなことではなく、以前のにぎわいや来客の多さとの対比を含んで用いられることが多い。「門可羅雀」もほぼ同義。
例文
- 人気店だったが駅前に大型店ができてからは、平日の午後は門前雀羅の状態だ。
- 社長を退いた途端、以前は頻繁に訪れていた客たちが来なくなり、彼の自宅は門前雀羅となった。
- 雨天のため観光地は門前雀羅で、土産物店の店員も手持ち無沙汰にしていた。