門庭若市
読み方
もんてい し の ごとし意味
家の門や庭が市場のように人でいっぱいになること。訪問客や出入りする人が非常に多く、たいへんにぎわっているさまをいう。転じて、店・施設・催しなどが多くの人で盛況であることにも用いられる。由来
中国の史書・説話集『戦国策』斉策に見える「群臣進諫、門庭若市」に由来する。斉の威王が諫言を求めたところ、臣下が次々に訪れ、宮殿の門や庭が市場のように混み合ったという故事。物語の舞台は戦国時代(紀元前4世紀ごろ)で、『戦国策』は前漢末、劉向により紀元前1世紀ごろに編纂された。備考
漢文訓読調の硬い表現で、日常会話より文章語・改まった説明に向く。「門庭市の若し」とも訓じ、現代では「門前市を成す」の方が一般的。例文
- 開店初日のその菓子店は、朝から客が押し寄せて門庭若市のにぎわいだった。
- 名医として評判が広まり、彼の診療所は連日、門庭若市の状態である。
- 新作発表会には取引先や報道陣が詰めかけ、会場は門庭若市となった。
- 選挙が近づくと、候補者の事務所は支援者や陳情に来る人々で門庭若市になる。
- 昔は閑散としていた商店街も、再開発後は観光客が増え、週末には門庭若市の盛況を見せる。
類義語
- 門前市を成す
- 千客万来
- 門前成市
- 盛況
- 大賑わい
対義語
- 門前雀羅
- 閑古鳥が鳴く
- 閑散
- 寂寥