遊刃有余
読み方
ゆうじん ゆうよ
意味
物事を処理する技量が非常に優れており、難しい仕事でも少しの無理や苦労もなく、十分な余裕をもって行えること。もとは、刀を自在に扱ってもなお余地があるという意味。
由来
中国の古典『荘子』内篇「養生主」に由来する。戦国時代(紀元前4~3世紀頃)の説話で、名人の料理人・庖丁が牛を解体する際、骨と骨の間のすき間に刃を自由に運び、刃にはなお余地があると説いた「遊刃必有餘地」という表現から生まれた。
備考
人の能力や仕事ぶりをほめる際に用いる、やや硬い表現。「遊刃有余である」「遊刃有余にこなす」のように使う。単に時間や金銭に余裕があるという意味には通常用いない。
例文
- 彼は長年の経験を生かし、複雑な交渉を遊刃有余にまとめ上げた。
- 彼女にとってこの程度の試験問題は遊刃有余で、早々に解き終えた。
- 熟練した職人は、難しい工程でも遊刃有余の態度で作業を進めていた。