連城之璧
読み方:れんじょう の へき
意味
多くの城と交換できるほど価値が高い宝玉、または非常に貴重で得がたい人物・物事をいう。単に高価な品というだけでなく、国を動かすほどの価値をもつ至宝という強い意味合いがある。
由来
中国・戦国時代(紀元前3世紀ごろ)、趙の恵文王が得た「和氏の璧」を、秦の昭王が十五の城と交換したいと求めた故事に由来する。「連城」は数多くの城に匹敵するほどの価値、「璧」は中央に穴のある円形の宝玉を表す。故事は前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに編んだ『史記』「廉頗藺相如列伝」に記される。
備考
日本語では「連城の璧」と表記することも多い。日常会話よりも、文章語・褒め言葉として用いられる。故事中の宝玉は「和氏の璧」として知られる。
別表記
- 連城の璧
補足
- 「連城の壁」と書くのは誤り。璧は宝玉、壁はかべを指す。
- 「連なる城の城壁」という意味ではなく、多くの城に値するほど貴重な宝をいう。
例文
- この絵は作者の初期作品の中でも連城之璧と呼ぶべき逸品だ。
- 彼女のように専門知識と交渉力を兼ね備えた人材は、会社にとって連城之璧である。
- 祖父が残した資料は地域史を解明する連城之璧となり得る。
分類
類義語
- 和氏之璧
- 連城の宝
- 希世の宝
- 至宝
対義語
- 一文不値
- 無価値