逝者如斯
読み方:せいしゃ じょし
意味
過ぎ去るもの、とりわけ時の流れは、川の水のように絶え間なく流れ、一瞬もとどまらないという意味。人生や歳月のはかなさ、時を大切にすべきことを表す。
由来
中国の春秋時代(紀元前5世紀ごろ)、孔子の言葉を記した『論語』の「子罕」篇にある「逝者如斯夫、不舎昼夜(逝く者は斯くのごときかな、昼夜を舎かず)」に基づく。孔子が川のほとりで、水が昼夜を問わず流れ続ける様子を見て、過ぎゆく時や物事を嘆じた言葉である。
備考
単に「死者」を指す語ではなく、過ぎ去っていく時間や事物一般をいう。日常会話よりも、文章や演説などの漢文調の表現で用いられることが多い。
誤用・混同注意
- 「逝者」を「死者」の意味だけに限定して解するのは不正確。ここでは主に、過ぎ去る時や事物をいう。
例文
- 卒業式を迎えると、逝者如斯という言葉のとおり、四年間があっという間だったと感じる。
- 川の流れを眺めながら、祖父は逝者如斯、今この時間を大切にしなさいと孫に語った。
- 技術の進歩は逝者如斯であり、過去の成功に安住していては取り残される。