軽裘緩帯
読み方
けいきゅう かんたい意味
軽く上質な毛皮の衣服を着て、帯をゆるやかに締めること。身なりや態度にゆとりがあり、落ち着き払っている様子をいう。特に、将軍が戦場でも慌てず、余裕と威厳を保って指揮する姿を表す。由来
中国の歴史書『晋書(しんじょ)』羊祜伝(ようこでん)に由来する。西晋の名将・羊祜が、敵と接する場でも甲冑を着込まず、軽い毛皮の衣とゆるい帯という落ち着いた姿でいたことを記した語である。『晋書』は唐代の648年に完成したが、羊祜の事績自体は3世紀後半の西晋時代のものである。備考
本来は衣服・装いを表す語だが、現在は主に「大事な場面でも余裕を失わない将人・指導者の態度」という比喩で用いる。日常会話ではやや硬く、文章語・演説語向きである。例文
- 危機的な会議でも、部長は軽裘緩帯の態度を崩さず、的確に対応策を示した。
- その指揮官は軽裘緩帯として前線に立ち、部下たちを安心させた。
- 相手の強い攻勢を受けても軽裘緩帯で構える姿に、長年の経験が表れていた。
類義語
対義語
- 重装厳戒
- 臨戦態勢