跂行喙息
読み方:きこう かいそく
意味
足で歩き、口(くちばし)で呼吸する生き物の意。転じて、鳥や獣などの動物・生き物を総称していう。現代の日常語ではほとんど用いられず、漢文訓読調・古典的な文章で見られる語である。
由来
中国・前漢時代、紀元前2世紀ごろ(淮南王劉安らの編纂、紀元前139年ごろ成立)の『淮南子』「原道訓」に見える語。「跂行」は足で歩くこと、「喙息」は口・くちばしで息をすることを表し、鳥獣などの生き物を指した。
備考
非常にまれな文語的表現で、会話では通常「鳥獣」「動物」などと言う。「跂」は珍しい字であり、「企」や「奇」などと誤記しやすい。
補足
- 「跂」を「企」や「奇」と書くのは誤り。
- 「喙」を「嘴」などの別字に置き換えて「跂行嘴息」とするのは、この四字熟語の表記としては不適切。
例文
- 古典の注釈では、「跂行喙息」は鳥や獣を指す語として説明されている。
- 作家は、山野に生きる跂行喙息を等しく慈しむべきだと記した。
- その図譜には、跂行喙息の姿や生態が細密な絵とともに収められている。
分類
類義語
- 飛禽走獣
- 蠢動含霊
- 鳥獣虫魚