飛禽走獣
読み方:ひきん そうじゅう
意味
空を飛ぶ鳥と、地上を走る獣のこと。すなわち鳥類と獣類をまとめていう語である。自然界の動物や、それらを題材にした彫刻・絵画などを述べる際にも用いる。
由来
中国・後漢の王延寿が作った賦(漢詩文の一形式)「魯霊光殿賦」に見える語とされる。後漢はおおむね1~3世紀であり、王延寿の活動時期は2世紀ごろとされる。宮殿の装飾に刻まれた、鳥や獣の姿を描写した文脈で用いられた。
備考
やや文語的・漢語的な表現で、日常会話よりも文章や説明文で用いられる。「飛禽」は鳥類、「走獣」は地上を走る獣類を指し、魚類や昆虫類までを厳密に含む語ではない。
別表記
- 飛禽走獸
補足
- 鳥と獣を指す語であり、魚類・昆虫類を含む全動物の総称と誤解しない。
- 「飛鳥走獣」と書き換えるのは、この四字熟語の標準的な表記ではない。
例文
- 山道では、飛禽走獣の気配に耳を澄ませながら歩いた。
- この博物館には、飛禽走獣を題材にした古代の彫刻が展示されている。
- 昔話には、飛禽走獣が人間のように言葉を交わす場面が多い。
分類
類義語
- 鳥獣
- 禽獣
この四字熟語に使われている漢字
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