賓至如帰
読み方:ひんし じょき
意味
客が訪れた際、まるで自分の家に帰ってきたかのように安心し、くつろげるほど、手厚く親切にもてなすこと。また、そのような行き届いたもてなしをすること。主に旅館・店・企業などの接客や歓迎の姿勢をほめていう。
由来
中国の歴史書・古典である「春秋左氏伝」襄公三十一年(春秋時代、紀元前542年ごろ)の記述に見える語。「賓至如帰、無寧災患、不畏寇盗…」とあり、客や旅人が帰宅したように安心して過ごせる、治安・待遇の整った状態を表した。これが、客を心から歓待する意に用いられるようになった。
備考
単に客の数が多いことではなく、客が自宅にいるように安心できるほどの歓待を表す。現代では旅館・ホテル・飲食店などの接客方針や理念を述べる際によく用いる。
別表記
- 賓至如歸
例文
- この旅館は、宿泊客が賓至如帰の思いを抱けるよう、細やかな心配りを大切にしている。
- 新店舗では賓至如帰の接客を目標に、スタッフ全員で応対を見直した。
- 海外からの来賓にも賓至如帰と感じてもらえるよう、案内表示を多言語化した。
分類
類義語
- 至れり尽くせり
- 懇切丁寧