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豺狼当道

読み方:さいろう とうどう

意味

悪人や権力を乱用する者が、重要な地位を占めて世の中で横行していること。「豺狼」は山犬と狼で、人に害を及ぼす悪者のたとえ。「当道」は道をふさぐ、または権力の要路にいる意である。

由来

中国・後漢時代、2世紀(漢安元年・142年ごろ)の『後漢書』張綱伝に由来する。監察官の張綱は、都で権勢を振るう大将軍・梁冀らを批判し、「豺狼当路、安問狐狸(豺狼が道をふさいでいるのに、どうして狐のような小悪党を問題にできようか)」と述べた。この「豺狼当路」が、日本で「豺狼当道」として定着した。

備考

政治・社会の腐敗や、悪人が権力を握る状況を強く非難する硬い表現である。日常会話よりも、評論、文章、歴史的な文脈で用いられる。

補足

  • 「柴狼当道」は誤り(正しくは「豺狼当道」)。
  • 単に獣が道をふさぐ意味と解し、悪人・権力者が横行するという比喩義を見落とすこと。

例文

  • 汚職を見逃す幹部が要職を占める組織は、まさに豺狼当道の状態だ。
  • 改革派は、豺狼当道の政界では正論が通りにくいと訴えた。
  • 物語の主人公は、豺狼当道となった朝廷を正すため都へ向かった。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字