議論百出
読み方:ぎろん ひゃくしゅつ
意味
さまざまな意見・論説が、数多く次々に出されること。「百」は実数の百ではなく、非常に多いことを表す。会議や論争で意見がまとまらず、多方面から議論が起こる様子にもいう。
由来
中国の歴史書『新唐書』の「薛収伝」に見える「論議百出」を踏まえた語とされる。薛収の文章や論議が豊かで、次々に意見を述べたことを表した表現である。『新唐書』は北宋時代、1060年ごろに完成した。日本では語順を「議論百出」として四字熟語化し、広く用いる。
備考
名詞・サ変動詞として用い、「議論百出となる」「議論百出する」などという。多くの意見が出ること自体を表し、議論が有益か無益か、結論に達したかどうかまでは示さない。
例文
- 新制度の検討会では、費用と公平性をめぐって議論百出となった。
- AIの利用方針については、委員会で議論百出し、結論を持ち越した。
- 住民説明会では再開発案への賛否が分かれ、議論百出の状況が続いた。