触類旁通
読み方:しょくるい ぼうつう
意味
ある一つの事柄を理解したことを手掛かりにして、同類のほかの事柄についても広く理解し、応用すること。「触類」は物事の類に触れること、「旁通」は広く通じることをいう。
由来
中国古典の「易経」繋辞上にある「引いてこれを伸べ、類に触れてこれを長ず(引而伸之、触類而長之)」という一節に基づく故事成語とされる。易経の繋辞は戦国時代後期から前漢初期(おおむね紀元前3~2世紀ごろ)に成立したと考えられている。原文の趣旨である、一事を手掛かりに類似の事柄へ理解を広げることから生まれた。
備考
主に学問・学習・研究の文脈で、理解を他の分野や類似の事例へ応用できる力をほめていう。日常会話よりも文章語・やや硬い表現として用いられる。
例文
- 基本原理を深く理解すれば、触類旁通して新しい問題にも対応できる。
- 彼女は一つの外国語を学んだ経験を生かし、触類旁通して別の言語も習得した。
- 暗記だけに頼らず、触類旁通の力を養う学習を心掛けたい。