衍曼流爛
読み方:えんまん りゅうらん
意味
文章や言葉の表現が、豊かに広がってよどみなく続き、光り輝くように華やかで美しいこと。主に、修辞に富んだ流麗で壮麗な文体・文章を評する際に用いる。
由来
中国の文章表現に由来し、南朝梁の昭明太子が6世紀前半(530年頃)に編纂した詩文集『文選』に見える語とされる。「衍曼」は長く伸び広がること、「流爛」は光が流れるようにきらめくことを表し、合わせて文章の豊麗で華美なさまをいう。
備考
日常会話ではほとんど用いず、文学批評や漢文調の文章で使われる雅語である。単に「派手」という意味ではなく、主として文章・言辞の流麗さや華やかさを表す。
誤用・混同注意
- 「円満流爛」と書くのは誤り。正しくは、広がる意の「衍曼流爛」。
- 「衍」を「延」と書き換えない。
例文
- 彼の評論は衍曼流爛な文体で、古典への深い造詣を感じさせる。
- 序文には衍曼流爛たる美辞が連なり、祝賀の気分を盛り上げている。
- 学術報告では、衍曼流爛な修辞よりも簡潔で正確な記述が求められる。
分類
類義語
- 絢爛豪華
- 流麗典雅
- 華麗奔放
対義語
- 簡潔明瞭
- 質実簡素