蟻聚蜂屯
読み方:ぎ しゅう ほう とん
意味
多くの人々が、蟻が群がり集まり、蜂がたむろするように、一か所へ雑然と大勢集まること。人だかりや群衆が非常に多く、込み合っている様子をいう。
由来
中国・清代の小説家、呉敬梓(ごけいし)の『儒林外史』第三回に見える「蚁聚蜂屯」に由来する。『儒林外史』は18世紀半ば、概ね1750年ごろに成立したとされる。蟻が集まり、蜂が群れ集まる姿を、多数の人が入り乱れて集まる様子にたとえた語である。
備考
主に大勢の人が雑然と群がる様子を、やや文語的に表す語。単なる「集合」よりも、込み合い・騒がしさの印象を伴いやすい。表記は「蟻集蜂屯」ともする。
別表記
- 蟻集蜂屯
誤用・混同注意
- 「ぎじゅうほうとん」とは読まない。正しくは「ぎしゅうほうとん」。
- 虫そのものが集まる意味に限らず、多数の人々が群がることのたとえとして用いる。
- 「蟻集蜂屯」は誤記ではなく、辞書に認められる表記の一つである。
例文
- 人気歌手の到着時刻が近づくと、駅前にはファンが蟻聚蜂屯した。
- 限定商品の発売日には、店の前に客が蟻聚蜂屯することが予想される。
- 祭りの屋台が並ぶ通りは、夕方になると観光客が蟻聚蜂屯のありさまとなった。
分類
類義語
対義語
- 門可羅雀
- 人跡稀少