蜂屯蟻聚
読み方:ほうとん ぎしゅう
意味
蜂や蟻が群がるように、多くの人が一か所に集まり、込み合うこと。とくに、騒ぎを聞きつけた見物人や、統制なく集まった人々・集団が大勢いるさまをいう。
由来
中国・唐代(8〜9世紀)の文人、韓愈の文章「送鄭尚書序」にある「蜂屯蟻雑(ほうとんぎざつ)」に由来するとされる。「蜂屯」は蜂の群がり集まること、「蟻聚」は蟻のように集まることを表し、後に人が多数集まる意の四字熟語として定着した。
備考
現代の日常会話ではあまり用いない硬い表現。単なる盛況よりも、人々が無秩序に群がって混雑するニュアンスを伴いやすく、騒乱・見物人・群衆などについて使われる。
誤用・混同注意
- 「蜂屯蟻集」と書くのは一般的な表記ではない(標準的には「蜂屯蟻聚」)。
- 「聚」を「じゅう」と読まず、「ぎしゅう」と読む。
例文
- 新製品を一目見ようと、開店前の店頭には来場者が蜂屯蟻聚した。
- 事件の知らせを聞いた見物人が現場周辺に蜂屯蟻聚し、警察が整理に当たった。
- 祭りの開始時刻が近づくと、駅前には観光客が蜂屯蟻聚して歩道が混雑した。
分類
類義語
- 蜂起雲集
- 雲集
- 群集
対義語
- 門前雀羅
- 人跡稀少