蛟竜得水
読み方:こうりょう とくすい
意味
才能や力をもつ人物が、自分に適した環境や好機を得て、存分に能力を発揮し活躍すること。水を得た蛟竜が自在に力を振るうことにたとえる。
由来
中国の古典『管子』形勢解にある「蛟龍得水、而神可立也(蛟竜、水を得て、しかして神立つべし)」に基づく。蛟竜は水中にすむ竜に似た想像上の生き物で、水を得れば本来の威力を発揮できるとされた。『管子』は春秋時代の管仲(紀元前7世紀)に仮託されるが、書物としては戦国時代から前漢初期ごろ(紀元前4~2世紀ごろ)に成立したと考えられている。
備考
日常会話では比較的硬い表現で、文章やスピーチで用いられる。人の才能だけでなく、組織・事業などが適した条件を得て大いに発展する場合にも使う。
別表記
- 蛟龍得水
誤用・混同注意
- 「蛟竜」を「恐竜」や「交竜」と書き誤らない。
- 「蛟龍得水」の「龍」は旧字体を用いた認められる表記であり、誤字ではない。
例文
- 新たな研究設備を得た彼は、蛟竜得水の勢いで成果を次々と発表した。
- 海外市場という舞台を与えられた同社は、まさに蛟竜得水の活躍を見せている。
- 彼女の専門知識は新プロジェクトで蛟竜得水となり、チームを力強く牽引した。
分類
類義語
対義語
- 才子不遇
- 明珠暗投