虎視鷹揚
読み方:こし ようよう
意味
虎が獲物を鋭く見据え、鷹が空高く飛び立つように、威勢が盛んで雄大な様子をいう。また、大きな志を抱く英雄が、好機をうかがいながら勢力を蓄えている様子にもいう。
由来
中国南朝梁の歴史を記した『梁書』の「元帝紀」に見える語とされる。『梁書』は唐の姚思廉によって636年ごろに編纂された。「虎視」は虎が獲物をねらって鋭く見ること、「鷹揚」は鷹が空高く舞い上がることを表し、両者を重ねて英雄的な威勢や大志を示した。
備考
「鷹揚」はこの語では「ようよう」と読む。「おうよう」と読む「鷹揚」は、ゆったりとして上品・おおらかな様子を表す別の語である。「虎視眈眈」と混同しやすい。
誤用・混同注意
- 「虎視眈眈」と混同しやすいが、別の四字熟語である。
- 「鷹揚」を「おうよう」と読んで「こしおうよう」とするのは誤り。
例文
- 新興企業は海外市場を虎視鷹揚と見据え、進出の好機を待っている。
- 彼は表立って発言しないが、虎視鷹揚、次の指導者の座を狙っているようだ。
- 若い将軍は虎視鷹揚たる姿で軍勢を率い、戦場へ向かった。
分類
類義語
対義語
- 意気消沈
- 委靡沈滞