虎視眈眈
読み方:こし たんたん
意味
虎が獲物をねらうように、鋭い目つきでじっと様子をうかがい、好機をねらうこと。特に、地位・利益・勢力を得る機会を、強い野心をもって待ち構える様子をいう。
由来
中国古典『易経』の「頤(い)卦」にある「虎視眈眈、其欲逐逐、无咎」に基づく。『易経』は周代から戦国時代にかけて形成され、現在の形はおおむね戦国時代(紀元前5~3世紀ごろ)までに整えられたとされる。原文では、虎のように鋭く見据えるさまを表し、日本では転じて好機や地位をねらう意で用いられる。
備考
一般に、野心的・攻撃的で、やや否定的な響きを伴う。人や組織が機会・地位・利益などをねらっている場面で用いる。「虎視耽耽」とも書く。
別表記
- 虎視耽耽
補足
- 「虎視淡々」は誤り(正しくは「虎視眈眈」)。「眈眈」は鋭い目つきでねらうさまを表す。
例文
- 新興企業は、海外市場へ進出する好機を虎視眈眈とうかがっている。
- 彼は次の部長人事で昇進の座を虎視眈眈と狙っている。
- 各チームが優勝の機会を虎視眈眈と待ち構える、緊張感のある大会となった。