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落英繽紛

読み方:らくえい ひんぷん

意味

散り落ちる花びらが、入り乱れるように数多く舞い散っている様子。「落英」は落花・散る花びら、「繽紛」は多く入り交じって乱れ飛ぶさまをいう。転じて、華やかなものが盛んに散り乱れる情景にも用いる。

由来

中国・東晋の詩人、陶淵明(365~427)による「桃花源記」にある「芳草鮮美、落英繽紛(芳草は鮮美にして、落英は繽紛たり)」に基づく。桃源郷へ通じる川辺の、香り高い草と散り乱れる桃の花を描写した句である。成立は東晋末から南朝宋初の5世紀初頭頃とされる。

備考

主に桜・桃などの花びらが華やかに散る情景を表す、文語的で雅な表現である。「繽紛」は「ひんぷん」と読む。日常会話よりも、文学的な文章や情景描写に向く。

補足

  • 「繽紛」を「紛紛」と書くのは誤り。正しくは「落英繽紛」。
  • 「繽紛」を「ひんぶん」と読まないよう注意し、標準的には「ひんぷん」と読む。
  • 「落花繽紛」と取り違えないよう注意する。四字熟語としては「落英繽紛」が一般的である。

例文

  • 春風が吹くたび、庭には落英繽紛の美しい光景が広がった。
  • 桜並木を歩くと、足元に落英繽紛として花びらが降り積もっていた。
  • 舞台から紙吹雪が舞い、会場はまるで落英繽紛の趣となった。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字

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