草廬三顧
読み方:そうろ さんこ
意味
優れた人物を招き迎えるために、その人の住まいを何度も訪ね、熱心に依頼すること。相手を深く敬い、礼を尽くして協力や出仕を求めることをいう。
由来
中国後漢末から三国時代にかけて、劉備が諸葛亮を軍師として迎えるため、諸葛亮の草庵を三度訪ねたという故事に基づく。諸葛亮が蜀漢の建興5年(227年)に書いた「前出師表」の「三顧臣於草廬之中(三たび臣を草廬の中に顧みる)」が直接の典拠とされる。草廬は草ぶきの粗末な家・草庵、三顧は三度訪ねる意。
備考
主に人材登用や招聘の場面で用いる。「三顧の礼」がより一般的な言い方である。特定の故事として劉備の諸葛亮招聘を指す場合もある。
補足
- 「草廬」を「草炉」と書くのは誤り。「廬」は粗末な家・草庵を意味する。
- 「三顧」は単に三回見ることではなく、相手を訪ねて礼を尽くし招くことをいう。
例文
- 会社は著名な研究者を顧問に迎えるため、草廬三顧の末に就任を承諾してもらった。
- 監督は引退した名選手にコーチ就任を頼み、草廬三顧を重ねた。
- 劉備の草廬三顧は、人材を得るためには礼を尽くすべきだという教訓として語られる。
分類
類義語
- 三顧の礼
- 礼賢下士
- 懇請再三
対義語
- 一顧だにしない
- 門前払い