胸襟坦白
読み方:きょうきん たんぱく
意味
心の中にわだかまりや隠し事がなく、さっぱりとして正直であること。自分の考えや気持ちを包み隠さず、率直に人と接する態度をいう。
由来
「胸襟」は胸の内、すなわち心中・本心を表し、「坦白」は土地が平らであることから転じて、飾り気がなく正直で隠し立てのないことをいう。特定の中国古典や仏典に直接の典拠を求めることは難しく、成立時期も明確ではない。これらの漢語を組み合わせた表現として日本語に定着したものとされる。
備考
主に人の性格・態度について用いる。「坦白」を、あっさりしている意の「淡白」と書かないよう注意する。似た語に「虚心坦懐」がある。
補足
- 「胸襟淡白」と書くのは誤り(正しくは「胸襟坦白」)。
- 「坦白」を単に味や性質があっさりしている意の「淡白」と混同しやすい。
例文
- 彼は胸襟坦白な性格で、失敗したことも包み隠さず話した。
- 互いに胸襟坦白に意見を述べ合うことが、信頼関係を築く第一歩になる。
- 会議では胸襟坦白の態度を示し、部署ごとの懸念を率直に話し合った。
分類
類義語
対義語
- 表裏不同
- 陰険狡猾
- 面従腹背