縦横馳騁
読み方:じゅうおう ちてい
意味
自分の思うままに、広い範囲を自由自在に活動すること。また、文章・議論・想像力などを、制約されずに存分に働かせること。もとは馬を思うままに走らせる意である。
由来
中国・南宋時代(12世紀後半ごろ)の謝堯仁による「張于湖先生集序」に見える語とされる。同序では張孝祥(号・于湖)の詩文が、雄大で内容豊かであり、縦横に馳騁してたちまち多くの文章を書き上げることを称賛している。「縦横」は自由自在に、「馳騁」は馬を走らせることを表す。
備考
「縦横に馳騁する」「縦横馳騁の活躍をする」のように用いる、やや硬い文章語。実際に馬で駆ける場合だけでなく、人物の活動、筆力、議論、想像力などにも用いる。
補足
- 「馳騁」を「ちしょう」と読むのは誤りで、正しくは「ちてい」。
- 「縦横無尽」と意味が近いが、別の四字熟語である。
例文
- 彼は国際舞台で縦横馳騁し、難航していた交渉を見事にまとめた。
- その作家は豊かな想像力を縦横に馳騁させ、壮大な歴史小説を書き上げた。
- 戦国時代の遊説家は諸国を縦横に馳騁して、主君のために策を説いた。
分類
類義語
対義語
- 束縛
- 不自由
- 進退両難