進退両難
読み方
しんたい りょうなん意味
進むことも退くこともどちらも難しく、身動きが取れない状態。ある選択をしても別の選択をしても不利益や困難があり、判断に窮することをいう。由来
「進退」は進むことと退くこと、また身の処し方を表し、「両難」は二つの選択肢がともに難しいことを表す漢語。特定の故事に基づくというより、漢籍的な語構成から生じた成語と考えられる。成立時期や初出年は未詳。備考
文章語・改まった場面で使いやすい表現。日常会話では「板挟み」「どうにも動けない」「ジレンマ」と言い換えられることも多い。例文
- 新製品を発売すれば赤字が広がり、延期すれば信用を失うため、会社は進退両難に陥った。
- 彼は上司に逆らえば評価が下がり、黙って従えば部下の信頼を失うという進退両難の立場にある。
- 雨の中で登山を続けるのも危険だが、引き返す道も崩れており、私たちは進退両難だった。
- 交渉を打ち切れば関係が悪化し、譲歩すれば損失が大きいので、担当者は進退両難に苦しんだ。
- 友人の秘密を守れば別の人を傷つけ、話せば友人を裏切ることになり、彼女は進退両難の状況に置かれた。
類義語
- 進退窮まる
- 進退維谷
- 八方塞がり
- 板挟み
- ジレンマ
- 前門の虎後門の狼
対義語
- 進退自在
- 融通無碍
- 順風満帆
- 自由自在