童牛角馬
読み方:どうぎゅう かくば
意味
到底あり得ないこと、道理に合わず実現が難しいことのたとえ。「童牛」は角のない牛、「角馬」は角のある馬をいい、本来あり得ない組み合わせから、不合理な主張や空想的な計画を指す。
由来
中国・前漢の桓寛(かんかん)が、紀元前81年ごろの「塩鉄会議」の議論を記したとされる『塩鉄論』の「崇礼」篇に由来する。そこでは、道端の異民族の言葉をそのまま信じて「角のない牛に角があり、馬に角がある」とするような、信じ難い話のたとえとして用いられた。
備考
現代の日常会話ではあまり頻繁に用いられず、文章語・教養語として見られる。「童牛」は単なる子牛ではなく、角のない牛をいう点に注意。
補足
- 「童牛」を単に「子牛」と解釈するのは不正確で、本来は角のない牛を指す。
例文
- 期限も資金もないのに新製品を完成させるという計画は、童牛角馬のような話だ。
- 十分な根拠もなく成功を保証する彼の主張は、童牛角馬として退けられた。
- 現実の条件を無視して理想だけを並べても、童牛角馬の議論になりかねない。
分類
類義語
- 荒唐無稽
- 夢物語
- 絵空事
- 非現実的