荒唐無稽
読み方:こうとう むけい
意味
言っていることや考え方が現実離れしていて、根拠もなく、でたらめであること。「荒唐」は話が大げさでとりとめがないこと、「無稽」は確かな根拠・考証がないことをいう。人の説やうわさ、物語の設定などを強く否定的に評するときに用いる。
由来
「荒唐」は中国古典『荘子』天下篇の「荒唐之言」に見える語で、現実離れした大げさな言葉を指す。「無稽」は『書経』大禹謨の「無稽之言勿聴(根拠のない言葉を聞くな)」などに見える。四字熟語としての「荒唐無稽」は、中国・清代(17~18世紀ごろ、正確な成立年は不詳)の小説『嶺南逸史』に用例がある。
備考
主に説・主張・うわさ・設定などを「根拠がなく、ばかばかしい」と批判する語。相手の意見を強く退ける響きがあるため、対人場面では用い方に注意する。
補足
- 「荒唐無形」と書くのは誤り。正しくは「荒唐無稽」。
- 「こうどうむけい」と読むのは誤り。正しくは「こうとうむけい」。
例文
- 十分な証拠もないまま断定するその説は、荒唐無稽だ。
- 当初は荒唐無稽と思われた仮説が、新しい観測結果によって再検討されることになった。
- 映画の設定は荒唐無稽だが、その大胆さが観客を楽しませている。