竜飛鳳舞
読み方:りゅうひ ほうぶ
意味
竜が空を飛び、鳳凰が舞うように、書道の筆づかい・筆勢が雄大で力強く、生き生きとしていることをいう。転じて、文字や線の勢いが非常に豊かで躍動的なさま。
由来
中国・唐代の張彦遠が9世紀ごろに編んだ書論集『法書要録』に見える語とされる。竜の飛翔と鳳凰の舞う姿にたとえ、書の線が持つ雄大さ、力強さ、躍動感を表した。
備考
主に書道・書作品の筆勢をほめる際に用いる雅語的な表現である。「竜」は「龍」とも書く。日常会話よりも、書評や鑑賞文で使われやすい。
別表記
- 龍飛鳳舞
誤用・混同注意
- 「竜飛鳳舞」は書の筆勢を表す語であり、単に竜や鳳凰が華やかに飛び舞う情景だけを指す語として使うのは本来の用法から外れやすい。
例文
- 書家は竜飛鳳舞の筆致で、大きな「夢」の一字を書き上げた。
- 展示された古筆には、竜飛鳳舞と評したくなるほどの迫力がある。
- 新年の揮毫では、竜飛鳳舞の書で会場の人々を魅了した。
分類
類義語
- 龍蛇飛動
- 飛竜乗雲
- 鉄画銀鉤