竜翔鳳舞
読み方:りゅうしょう ほうぶ
意味
竜が天を翔け、鳳凰が優雅に舞うようすをいう。転じて、書道の筆づかいが力強く、のびのびとして変化に富み、生き生きしていることのたとえ。山並みなどが雄大にうねり連なるさまに用いられることもある。
由来
中国で、竜と鳳凰という瑞獣が飛び舞う壮麗な姿をたとえた漢語に由来する。特に書の筆勢や山勢の雄大さを形容する語として用いられてきたが、この四字熟語そのものの成立年代や、単一の典拠となる古典は明確ではない。日本では主に書道を評する語として定着している。
備考
主に書道・書の筆勢を褒める文語的な表現である。日常会話で人の動作を指して使うことは少ない。「龍飛鳳舞」と混同されやすいが、近い意味をもつ別の四字熟語である。
別表記
- 龍翔鳳舞
補足
- 「竜飛鳳舞」と混同しない。両者は近い意味をもつが別の四字熟語。
- 竜や鳳凰が実際に飛び舞う情景だけを指すのではなく、主に書の力強く躍動的な筆勢をたとえる語である。
例文
- この掛け軸の草書は竜翔鳳舞の筆勢を備え、見る者を圧倒する。
- 師は弟子の作品を見て、「線に竜翔鳳舞の気迫が出てきた」と評した。
- 峰々が連なる山容は、まさに竜翔鳳舞と形容したくなる雄大さだった。