竜吟鳳鳴
読み方:りゅうぎん ほうめい
意味
竜が吟じ、鳳凰が鳴くように、楽器の音や詩文の響きがきわめて美しく、荘厳に調和していることをいう。また転じて、並外れて優れた才能を持つ人物が世に現れ、活躍することのたとえにも用いる。
由来
中国の西晋(3世紀後半)の文学者・潘岳の「笙賦」に見える表現とされる。笙などの楽器が奏でる優美で力強い音色を、竜の吟声と鳳凰の鳴き声になぞらえたもの。のちに梁代の詩文選集「文選」(6世紀前半に編纂)にも収められ、日本では美しい音楽や卓越した才能を表す四字熟語として定着した。
備考
主に格調高い文章や、音楽・芸術を評する文脈で用いる。日常会話での使用頻度は高くない。「鳳」は伝説上の霊鳥である鳳凰を指す。
別表記
- 龍吟鳳鳴
補足
- 「竜鳴鳳吟」のように語順を入れ替えない。
- 「吟」を「いん」と読まず、通常は「りゅうぎんほうめい」と読む。
例文
- 祝賀会で披露された笙と琴の合奏は、竜吟鳳鳴と評されるほど優雅な響きだった。
- 二人の名手による演奏は、まさに竜吟鳳鳴というべき見事な調和を生み出した。
- 若い詩人と作曲家が相次いで頭角を現し、その地域の文化界は竜吟鳳鳴の観を呈している。