禍起蕭牆
読み方:かき しょうしょう
意味
災いや争いが、外部からではなく、組織・国家・家庭などの内部で起こること。身内の不和や内部対立が原因となって問題が生じることをいう。
由来
中国古典の「論語」季氏篇にある孔子の言葉に基づく。「吾恐季孫之憂、不在顓臾、而在蕭牆之内也(季孫氏の憂いは顓臾にあるのではなく、蕭牆の内にある)」という一節から、災いが内部から起こる意で生まれた。春秋時代(紀元前5世紀頃)の故事に由来する。蕭牆は宮殿・邸宅の内部を隔てる壁、転じて身内・内部を指す。
備考
「蕭牆」は本来、宮殿や邸宅の内部に設けられた目隠しの壁。日常会話よりも、組織・政治・一族などの内部対立を論じる硬い文章で用いられる。
別表記
- 禍起蕭墻
補足
- 「蕭牆」を「蕭墻」と書くことがあるが、日本語の四字熟語としては一般に「禍起蕭牆」と表記する。
- 外部からの災難を指す語ではなく、内部の不和・対立から災いが起こる意である。
例文
- 会社の業績不振は市場環境だけが原因ではなく、派閥争いという禍起蕭牆の状態にも原因があった。
- 外敵への備えを急ぐ前に、禍起蕭牆となりかねない組織内の不信を解消すべきだ。
- 後継者をめぐる親族の対立は、まさに禍起蕭牆と呼ぶべき事態である。
分類
類義語
- 蕭牆之禍
- 骨肉相争
- 同室操戈
対義語
- 一致団結
- 内外協調