同室操戈
読み方:どうしつ そうか
意味
同じ組織・仲間・身内に属する者どうしが、内部で争い合うこと。同じ陣営の者が互いに敵対し、相手を攻撃するような内紛・仲間割れをいう。
由来
中国後漢時代(1~2世紀ごろ)の学者・何休が、後進の鄭玄に対して述べたとされる言葉に由来する。鄭玄が何休の学説を用いながらそれを批判したことについて、「康成(鄭玄)は私の室に入り、私の矛を取って私を攻めるのか」と嘆いたという故事から、「同じ内部の者が争う」の意となった。『後漢書』鄭玄伝に見える。
備考
主に政治・組織・団体などの「内紛」を批判的に表す硬い語。単なる競争ではなく、本来は味方・同じ陣営である者どうしの対立をいう。
誤用・混同注意
- 「同室操矛」と書くのは誤り。正しくは「同室操戈」。「戈」は古代中国の武器である。
- 単に同じ部屋にいる人どうしの争いを指す語ではなく、同じ組織・陣営の内部対立をいう。
例文
- 選挙を前に党内で同室操戈が続けば、支持者の信頼を失いかねない。
- 部署間の対立が同室操戈に発展し、プロジェクト全体の進行が滞った。
- 共通の目的を忘れて同室操戈を繰り返すのではなく、まずは対話によって意見をまとめるべきだ。
分類
類義語
- 内輪もめ
- 骨肉相食
- 兄弟牆に鬩ぐ
- 同門相争う