碩学鴻儒
読み方:せきがく こうじゅ
意味
学問が非常に深く広く、すぐれた見識を備えた学者・儒者をいう。「碩学」は深く広い学問、またはその学者、「鴻儒」は博学で徳のある儒者の意。主に学界で卓越した研究者を敬って評する語である。
由来
「碩学(深く広い学問、またはその学者)」と「鴻儒(博学な儒者)」という、ともに中国の漢文で用いられてきた語を重ねた表現である。構成要素は中国古典語に由来するが、「碩学鴻儒」という四字の形がいつ、どの文献で初めて用いられたかは明確ではない。少なくとも近世以前から漢文調の敬称として用いられてきた。
備考
現代の日常会話ではほとんど用いず、学者・研究者への最大級の敬称として文章語で使う。相手本人に直接使うより、第三者を評する文脈に適する。
誤用・混同注意
- 「碩学」は単に学校で学ぶことではなく、深く広い学問、またはその学者を指す。
- 「鴻」を「洪」と書かない。
- 単なる物知りに対して軽く使う語ではなく、卓越した学識をもつ学者への敬称である。
例文
- その教授は近世文学研究の碩学鴻儒として、国内外の研究者から敬われている。
- 碩学鴻儒を招いた講演会では、古典の解釈をめぐって活発な議論が交わされた。
- 彼は単に知識が豊富なだけでなく、後進を育てる碩学鴻儒でもあった。