矯揉造作
読み方:きょうじゅう ぞうさく
意味
わざと自分を実際とは違うように見せようとして、言動や態度を不自然に取りつくろうこと。ことさらに飾り立てていて、自然さや率直さがない様子をいう。多くは批判的な意味で用いる。
由来
「矯揉」は、曲がったものを矯めてまっすぐにし、まっすぐなものを火であぶるなどして曲げることを表す語である。中国古典『周易』の「説卦伝」に見える「矯輮(きょうじゅう)」に由来するとされる。これに「作りこしらえる」の意の「造作」が結び付き、意図的で不自然な振る舞いをいう語となった。四字句としての成立時期は明確ではない。
備考
「矯揉造作がない」のように、自然で飾らないことを褒める文脈でもよく使う。「造作」はここでは「ぞうさく」と読み、家などを作る意味の「ぞうさ」とは読まない。
別表記
- 矯輮造作
例文
- 彼の挨拶には矯揉造作がなく、初対面の人にも好印象を与えた。
- 面接では矯揉造作の言葉を並べるより、自分の経験を率直に話すほうがよい。
- その俳優の演技は少し矯揉造作に感じられ、人物の自然な感情が伝わりにくかった。
分類
類義語
- 作為的
- 不自然
- わざとらしい
- 虚飾
対義語
- 自然体
- 天真爛漫
- 質朴自然