真如不変
読み方:しんにょ ふへん
意味
仏教で、万物のありのままの真実の姿・絶対的な真理である「真如」は、時間や状況によって変化しないということ。転じて、根本となる真理や本質は永久に変わらないという意味でも用いる。
由来
「真如」は、サンスクリット語のタタター(tathatā。「そのようであること」「ありのまま」)を漢訳した仏教語である。「不変」は変わらない意。中国語訳された大乗仏教の経論で説かれた真如の常住性を表す語で、四字熟語としての正確な成立時期は不明である。
備考
主に仏教・哲学の文脈で用いる語。「すべての物事が変わらない」という意味ではなく、変化する現象の背後にある究極の真理が不変だとする考えをいう。
誤用・混同注意
- 「真如不偏」と書くのは誤り(正しくは「真如不変」)。
- 「世の中のすべてが変化しない」という意味に解するのは不適切で、真如という究極的真理の不変性をいう。
例文
- 仏教では、現象世界は移ろっても、真如不変の理は失われないと考える。
- 社会の制度は変化しても、人の尊厳という真如不変の価値を尊重すべきだ。
- 講師は、諸行無常の世界と真如不変の真理を対比して説明した。
分類
類義語
対義語
- 諸行無常
- 変転無常