百里半九
読み方:ひゃくり はんきゅう
意味
百里の道のりを進むなら、九十里まで来てもまだ半分ほどと思って気を緩めてはならない、という意味。大事業や長い仕事は終わり近くに困難が多く、最後まで油断せず努力を続けるべきだという戒めをいう。
由来
中国の戦国時代の策謀・史話を集めた『戦国策』の「秦策」にある「行百里者半於九十(百里を行く者は九十里を半ばとす)」に基づく。戦国時代(前5世紀〜前3世紀)の思想・言説を伝える表現で、『戦国策』自体は前漢末の紀元前1世紀ごろに劉向が整理・編纂したとされる。原文を四字に縮めて「百里半九」という。
備考
主に文章語・教訓的な表現として用いる。「九十里まで来たのだから、もう終わり」と安心する意味ではなく、終盤ほど困難であるため最後まで努力せよという戒めである。
補足
- 「九十里まで来れば完成間近なので安心してよい」という意味に解するのは誤り。終盤こそ気を緩めないという戒めである。
例文
- 大型プロジェクトは完成直前に不具合が出やすい。百里半九の心構えで、最後の検査まで丁寧に進めよう。
- 受験勉強も試験直前に気を抜かず、百里半九として復習を続けることが大切だ。
- 創業から軌道に乗るまで来たが、百里半九というように、黒字化するまでは慎重な経営を心がけた。
分類
類義語
対義語
- 竜頭蛇尾
- 尻切れとんぼ