慎終如始
読み方:しんしゅう じょし
意味
物事を終えるときにも、始めたときと同じように気を緩めず、慎重に取り組むこと。最後まで初心や緊張感を保ち、手を抜かずにやり遂げるべきだという教え。
由来
中国古典『老子』第64章にある「慎終如始、則無敗事(終わりを慎むこと始めのごとくすれば、すなわち敗るる事なし)」に基づく。『老子』は戦国時代(紀元前4~3世紀頃)に成立したとされるが、著者・成立年代には諸説ある。「終」を慎み、「始」の時と同じ心構えで行えば失敗しない、という意味から生まれた。
備考
主に文章語・格言として用いられる。単に「最後まで続ける」だけでなく、終盤に気を緩めず、開始時と同じ慎重さを保つ点に重点がある。
誤用・混同注意
- 「慎終如初」とすることがあるが、出典『老子』の本文に基づく定型は「慎終如始」。
- 「しんじゅうじょし」ではなく、一般に「しんしゅうじょし」と読む。
例文
- 長期プロジェクトこそ慎終如始を心掛け、最終確認まで決して手を抜かない。
- 彼は慎終如始の姿勢を貫き、準備から撤収に至るまで責任を果たした。
- 大会の終盤ほど慎終如始が求められる。最後の一瞬まで集中を切らしてはならない。