百折不屈
読み方
ひゃくせつ ふくつ
意味
何度も失敗や困難に遭っても、決して意志や信念を曲げず、屈服しないこと。「百折」は数え切れないほどの挫折や困難、「不屈」は屈しないことをいう。強い忍耐力と不退転の決意を表す褒め言葉。
由来
中国・清代の文人、惲敬(うんけい、1771~1832)の書簡「答鄧鹿耕書」に見える語とされる。清代、18世紀末から19世紀前半にかけて用いられた表現で、「百折」は幾度となく挫折すること、「不屈」は屈しないことを表す。日本では四字熟語として、困難に負けない強い意志をいう語として定着した。
分類・構成
備考
人の精神力・信念・努力をたたえる、やや硬い表現。日常会話よりも、スピーチ、文章、校訓、表彰文などで用いられやすい。「百折不撓」とは近い意味だが、別の四字熟語である。
誤用・混同注意
- 「百折不撓」と混同されることがあるが、これは「百折不屈」とは別の四字熟語である。
- 「百折」は『百回だけ失敗すること』ではなく、数え切れないほど何度も挫折することを表す。
例文
- 度重なる不合格にもかかわらず、彼は百折不屈の精神で試験勉強を続けた。
- 創業者の百折不屈の努力が、今日の会社の基盤を築いた。
- 選手たちは百折不屈の意志を示し、劣勢から試合を立て直した。
類義語
対義語
- 一蹶不振
- 意気消沈
- 知難而退