甘言利説
読み方:かんげん りせつ
意味
相手の気に入るような甘い言葉と、利益が得られると思わせるもっともらしい説明のこと。多くは、相手を誘ったり、だましたりする目的で巧みに語る言葉という、否定的な意味で用いる。
由来
「甘言」は相手を喜ばせたり気を引いたりする甘い言葉、「利説」は利益があると説き勧めることをいう。この二語を並べた表現である。各語は漢文調の語彙だが、「甘言利説」という四字熟語について、特定の中国古典の出典や正確な初出年・成立時期は明確ではない。日本語では、人を誘惑するための言葉を指す表現として定着している。
備考
「甘言」は耳当たりよく相手を喜ばせる言葉、「利説」は利益を強調して説き勧める言葉。詐欺的な勧誘や不当な誘いを批判する文脈で使われることが多い。
誤用・混同注意
- 「利説」を、単に利益について説明する中立的な言葉と解するのは不適切。通常は、人を誘惑・欺瞞するための言葉という否定的な含みがある。
- 「甘言利舌」と書くのは一般的な表記ではない。標準的な表記は「甘言利説」。
例文
- 投資詐欺の勧誘は、「必ずもうかる」という甘言利説で人々の不安につけ込んでいた。
- 甘言利説に惑わされず、契約を結ぶ前に条件を第三者にも確認するべきだ。
- 彼は昇進を約束する甘言利説を並べ、社員に無理な仕事を引き受けさせようとした。
分類
類義語
対義語
- 忠言逆耳
- 苦言直諫