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燕頷虎頸

読み方

えんがん こけい

意味

燕のように張ったあごと、虎のように太くたくましい首をもつ人相のこと。中国の人相観では、勇猛で武将として大功を立て、遠方で爵位を得る人物の相とされた。転じて、将軍にふさわしい威厳・勇壮さのある容貌をいう。

由来

中国の歴史書『後漢書』「班超伝」に由来する。後漢(1~2世紀)の武将・班超が、若い頃に人相見から「燕頷虎頸、飛而食肉、此万里侯相也(燕のようなあごと虎のような首をもち、遠方で功を立てて侯となる相である)」と評された故事による。『後漢書』は南朝宋の范曄が5世紀ごろに編纂した。

備考

中国由来の人相に関する語で、現代の日常会話ではほとんど用いない。主に漢文・歴史・文学の文脈で「燕頷虎頸の相」の形で使われる。外見から人物の運命を判断する古い人相観を含む表現である。

例文

  • 相者は若き班超に、燕頷虎頸の相があるとして将来の大成を予言した。
  • 小説では、燕頷虎頸の武将が辺境で戦功を重ね、ついに侯に封じられる。
  • 彼は燕頷虎頸と評されるような、あごと首のたくましい武人として描かれている。

類義語

  • 虎頭燕頷
  • 燕頷虎頭

この四字熟語に使われている漢字