燕語鶯声
読み方
えんご おうせい意味
燕がさえずり、鶯が美しい声で鳴くこと。鳥の声に満ちた、のどかで華やかな春の景色を表す。また転じて、若い女性の美しい話し声や、女性たちのにぎやかで楽しげな声をいうこともある。由来
中国の古典文学に由来する語。燕と鶯の声を春の象徴として並べた表現で、元代(13~14世紀)の関漢卿の雑劇『金線池』に「春風燕語鶯声」と見える。日本では「鶯」の字を用いて「燕語鶯声」と表記し、春の情景や女性の美声を表す四字熟語として定着した。備考
主に春の自然描写に用いる雅語的な表現である。「燕」は春に渡来する鳥、「鶯」は春を告げる鳥として親しまれる。女性の美声を指す用法は、文脈によっては古風・比喩的に響く。例文
- 庭の桜がほころび、燕語鶯声のうちに春の訪れを感じた。
- 川辺は燕語鶯声に包まれ、散策する人々の足取りも軽やかだった。
- 会場には燕語鶯声ともいうべき華やかな笑い声が響いていた。
類義語
対義語
- 万物凋零
- 寒風凜冽
- 寂寥閑散