燃眉之急
読み方:ねんび の きゅう
意味
眉毛が燃えるほど火が迫っているかのように、事態が非常に差し迫っており、一刻も早く対処しなければならない緊急の事態・危機をいう。
由来
中国南朝・斉の文人、王融(おうゆう、467年ごろ~493年)の「三月三日曲水詩序」にある「如彼燃眉、寧暇他救(彼の眉が燃えるような急場で、どうして他人を救う暇があろうか)」に基づく。これが6世紀初めに編まれた『文選』に収録され、「燃眉之急」という成語として定着した。
備考
「燃眉の急」とも書く。眉に火が迫るほどの切迫感を表す比喩で、日常会話よりも新聞・論説・公的な文章など、やや改まった文脈で用いられる。
別表記
- 燃眉の急
誤用・混同注意
- 「ねんまゆのきゅう」ではなく、「眉」を音読みして「ねんびのきゅう」と読む。
- 「燃美之急」のように「眉」を「美」と書き誤らない。
例文
- 被災者の安全を確保することは、行政にとって燃眉之急である。
- 資金繰りが悪化したため、融資先を見つけることが燃眉之急となった。
- 将来の制度改革も重要だが、まずは目の前の人手不足という燃眉之急に対応すべきだ。