潔己奉公
読み方:けっき ほうこう
意味
私心や私利私欲を捨て、自らの身や行いを清く正しく保ちながら、公のために誠実に尽くすこと。特に、役人・政治家・組織の責任者などに求められる倫理的な態度をいう。
由来
中国・後漢の人物伝を収めた『後漢書』朱暉伝にある「君子潔己以奉公(君子は己を潔くして公に奉ず)」に由来する。「潔己」は自分の身を清く保つこと、「奉公」は公のために仕えることを表す。『後漢書』は南朝宋の范曄が5世紀前半(おおむね432~445年頃)に編纂した歴史書である。
備考
主に政治家・公務員・組織の役職者の倫理を述べる硬い語。「滅私奉公」と近いが、「潔己奉公」はまず自分の身を清く保つことを強調する。
例文
- 彼は潔己奉公を信条とし、利害関係者からの贈答品を受け取らない。
- 公務に携わる者には、潔己奉公の精神で住民全体の利益に仕える姿勢が求められる。
- 組織への信頼を回復するには、幹部一人一人が潔己奉公を実践しなければならない。