滔滔不絶
読み方:とうとう ふぜつ
意味
水がよどみなく、次々と流れ続けて尽きないこと。また、話・議論・弁舌などが、流れるように途切れず続くこと。話しぶりの勢いを表す場合が多いが、内容の正しさや価値までを保証する語ではない。
由来
五代後周の王仁裕が著した『開元天宝遺事』の「走丸之弁」にある、張九齢の弁舌を評した「滔滔不竭」に由来するとされる。「滔滔」は水が盛んに流れるさまで、そこから話や議論がよどみなく続くことを表すようになった。
備考
本来は水流にも用いるが、現代日本語では演説・話などがよどみなく続く様子に多く用いる。長く話し続けることを表すため、文脈によってはやや批判的な響きを帯びる。
別表記
- 滔々不絶
誤用・混同注意
- 「滔々不絶」は正しい表記だが、「滔々不尽」「滔々不竭」は類義の別表現であり、同一の表記ではない。
- 話が長く続くことを表す語であり、話の内容が優れていることや正しいことを意味するとは限らない。
例文
- 講師は歴史の背景を滔滔不絶に語り、予定時間を大幅に過ぎた。
- 彼の新規事業に関する説明は滔滔不絶で、聞き手を圧倒した。
- 雪解け水を集めた川は、滔滔不絶に谷間を流れていた。
分類
類義語
- 滔滔不尽
- 滔滔不竭
- 連綿不断
- 口若懸河