清貧自守
読み方:せいひん じしゅ
意味
清らかで質素な貧しい暮らしに甘んじながら、利益や地位に惑わされず、自分の信念・節操を守り通すこと。「清貧」は清廉で貧しいこと、「自守」は自らの操や立場を守ることをいう。
由来
中国後漢時代(25~220年)の人物・事績を記した歴史書『後漢書』に由来するとされる。書物自体は南朝宋の范曄が5世紀(432~445年ごろ)に編纂した。「清貧」は清らかで貧しい暮らし、「自守」は自分の節操を守る意であり、清廉な生き方を表す語となった。
備考
主に清廉で節度ある生き方を称賛する、やや硬い表現。単に貧しいという意味ではなく、利欲に流されず節操を守るという肯定的な価値を含む。
誤用・混同注意
- 「自首」と書くのは誤りで、正しくは「自守」。
- 「清貧」を単なる貧困の意味だけで捉えるのは不十分で、清廉さ・節操を保つ意を伴う。
例文
- 祖父は清貧自守を信条とし、ぜいたくを避けて地域のために働き続けた。
- 彼は高収入の誘いを断り、研究者として清貧自守の生き方を選んだ。
- 公職にある者には、清貧自守を貫くような姿勢が求められることがある。