安貧楽道
読み方
あんぴん らくどう意味
貧しい生活に安んじて不平を言わず、富や名誉を求めるよりも、自分の信じる学問・道義・生き方を楽しみ、守り抜くこと。「安貧」は貧しさに満足すること、「楽道」は人としての正しい道を楽しむことをいう。由来
中国の歴史書『後漢書(ごかんじょ)』楊彪伝に見える「安貧楽道、恬於進趣(貧しさに安んじて道を楽しみ、出世を求めない)」に由来する。『後漢書』は南朝宋の范曄が5世紀前半(おおむね432~445年ごろ)に編纂した書物である。備考
主に、名利やぜいたくに執着せず、信念・学問・道義を大切にする生き方をほめていう。単に貧困を肯定したり、困窮を他者に強いたりする意味ではない。例文
- 彼は安貧楽道を信条とし、ぜいたくを求めずに研究を続けた。
- 祖父は安貧楽道の人で、出世よりも地域の子どもたちを教える仕事を大切にした。
- 安貧楽道という価値観は、物質的な豊かさだけを成功の尺度としない生き方を示している。